こんな手紙が関東の方から届いた。
苦情かも、とか青木さんて誰やろう?
とにかく、開けてみた。
たしか河合さん。メモした手帳が雨に濡れてしまい姓が分からなくなってしまいました。
10月16日、郵便局に寄り雨が降り、足を痛めていて困っていたら、ご親切に29番札所の善楽寺まで
車で送ってもらいありがとうございました。
無事、八十八か所参りを終えて帰りました。
心より感謝します。 と、書かれていた。
河合さんとは、ゆず庵の料理長、川田のことである。
さっそく、ゆず庵の朝の朝礼で発表しました。
本人は、照れていたが、心の優しい人がゆず庵の料理を作ってくれているんだなあと感動をしました。
前にもこんな話を知り合いの社長から聞きました。
高知の日赤病院の前のスーパーの前で、おじいさんが自転車のチェーンがはずれて困っていたところ、その知り合いの社員さんが直してあげたら、親しくなって2人で近くの居酒屋へ行ったそう。その日から何日かその社員さんのアパートへ泊めてあげて世話をしてあげたら。100万円お礼をくれたと。
そのおじいさんは、メーカーの車の部品を作っている大会社の会長さんやって、ぶらぶらと旅行をしてて、そのことが縁で高知に部屋を借りてすんでいるそうです。
別の話もある。お腹がすいているおじいさんがいて、通りかかった30ぐらいの人がごはんをおごってあげると、ありがとう、ありがとう、と言って。
僕は、これから九州へ行きたいが金がないと言ったら、その人、九州の鹿児島まで連れて行ってあげたらしい。
そのおじいさん、台湾の大金持ちやって、それから1週間ぐらいしてから、連絡があって。その30ぐらいの人の家族、7人で台湾の空港まで来なさい言われて、飛行機のチケットは自分たちで買って台湾へ着くと。
そこから、すべてその方の案内で1週間観光案内してくれたそう。ホテルもスイートで全てがすごかったらしいで。
おお、そんな大富豪がほら、そこにおるかもしれん。