かれこれ10年ばあ前の事、忙しい日曜日の夜の7時頃。
ゆず庵の店は、テーブル席、座敷を合せて250席あるがよ
満席で、座れいでレジの所で30人ばあの人が並んで待ってくれよった。
テーブルに座って料理を待ってくれよった人らあも50人ぐらいはおったで。
それが、突然よ、突然、調理場から、「あれ~、ガスが消えた~」、って、聞こえてくる。
そんな故障は、今まで聞いたことがないやいか、調べたら、店の地下1階に置いてある
でっかいガスボンベ、7つが全て、ガスが空っぽ。 ありえんがやけど
ガス屋に電話をしてもダメ。
今することを考えて・・・ とにかく、料理が出来んき、並んで待ってくれゆうお客さんには
すいません、ガスが切れて、料理ができませんと言って、芋けんぴを手渡して
帰ってもろうた。
問題は、注文して、腹を減らして料理を待ちゆうお客さん。
ごめんなさい、ガスが突然切れてしもうて、料理が出来んなりました。と、謝った
これには、腹の減ったお客さん、信じられん言いながら、50人が帰った。
店も、閉店にした。
原因は、ガス屋さんに言われた。 ゆず庵さん忙しすぎてガスの使いすぎ
今週は、余裕でガス、足りるろうと思いよったのに、と、言われた。
けんど、今になったら、笑い話です。
今では、タンクも大きくなって、少なくなると、自動的に連絡が行って
直ぐに、満タンにしてくれます。
人生、こうゆう物語を体験しちゅう人ほどえいろ~
そのひと、最近、龍を手なずけた。
カモ~ンかったら下の殿を
ちょんまげってください。
ありがとうございます。