この祭りを説明すると
BからFは普段道になっちゅうけんど 牛追い祭りの時
朝8時から9時までの1時間は 柵で道をふさいで
(赤ペンがずっーと柵)
1本道を作って牛がAからGまで走れるようにする。
BからFまでは
牛追いファッションに身をまとった人がわんさかおるがよ
その人たち ゆず庵もまーちんも含めて
牛がAの所にある柵を開けたら
そこから 「うんモ~」と 全速力で走って
B C D E F と走って行って
Gの闘牛するところへはいるがよ。
AからF 迄は 1キロぐらい。
ゆず庵は BとCの間におった。
とにかく この道の 通りは 5階建てぐらいのアパートが
立ち並んでその窓から何千人の人が見物しゆう
アパートの住人が 一人いくらかもろうて
自分の部屋にいれて 見物さすがよ。
ここの通路は タイル張りで ビールから ジュースが
道に捨てられたりまかれたり 興奮して
相手同士ビールを頭からかけ合うたりして
タイルが滑るし 臭いがよ アルコール臭い。
朝7時くらいに 道へ落ちちゅうコップやらビール瓶の
割れたやつを清掃車と 掃除する人10人ぐらいが掃除していく。
7時半には柵は全部ふさがれて
通路にはいって話をしよった人らあも
うっかり 出れんなっちゅう人もおる。
女性は 柵の中には一人もおらん
そのうち 「オーレ」「オレ」「オーレ」言うて
みんなで掛け声で歌う 「
水かけろ」「オーラ」「オーラ」「オーラ」と
柵の中の若者連中は掛け声を合せてかける。
すると 上の階の窓から住人がバケツに水を入れたのをまく
すると 下の者は「ワ~」と 拍手して
又 「オーラ」「オーラ」と と言う
「ザー バッシャン」水のかかったものは飛び上がって喜ぶ。
これをあちこちでやりゆう。
ずぶ濡れよ TⅤ放送のカメラがあちこちで写す。
8時にAの柵が開いて 牛が走り出す それと共に人も付いて走る。
「下のタイルが濡れちゅうき 牛が滑ってすっ飛んできて
何人もが 何トンもある牛の下敷きになって
死人が出たりするで近ちゃん」 と まーちんが興奮して言う。
牛も興奮して人を襲うと。
8時になった
人が下で「わ~」って言いゆう
そしたら すぐに牛が走ってきた。
実際牛が走ってきゆうのを見たら ものすごく怖い
みんなあ 横の壁にへばりついて
牛が行ったら その後を追う ほいて 後から来た牛が
走りゆう人間にぶつかって行く
全員が死に物狂いで逃げゆうき 人と人が バンバンぶつかる
大男の肩がゆず庵のこめかみに 当って
ゆず庵 くらくらと その場に倒れた牛にひかれると思うて
振り返ったら 牛もすべって転んじょった。
「ひ~」必死で起きて壁にへばりついて逃げろうとしたが
何人もが 壁にへばりついて逃げちゅうき 逃げ場がなかった。
目を牛に合わさん様にドキドキした。
よかった その牛は行ったが その後 何頭もドドドド来ゆう。
ざんじ逃げろうとしたが 横の人が 新聞紙を丸めて
走りゆう牛のけつをバンバン叩き 牛が振りかえって
その男に突っかかっていった。
男も角をとって立ちふさがる
お~のこわいけんど 牛が強い
あっさりその男牛の下敷きになる
牛もすべってこける。
とにかく すごい と 怖いである。
角に男のTシャツが引っ掛かって50mも引きずられゆう人
とにかく けが人救急車で100人が病院行きで
何人かが死んだと。
ワキガのドライバー
実は 昼間 ここの町まで来る時
タクシー待ちで10人ばあが待ちよったがやけんど
乗るに30分ばあかかった。
海外へ来てタクシーへ乗ってよく思う事は
ドライバーのワッキー とても臭いがが多い。
ドライバーは気持ちよく窓開けてよ~ドアに腕掛けて
けんど 半袖の袖の奥の脇に風が当たりそれが
匂いと風とが まともにゆず庵の鼻に直撃するがよ。
鼻の中の骨の所が マヒしてきて 感覚がなくなって
痺れる。
これは どこの国に行っても1回は
体験することながやけんど 今回は強烈にしびれた。
窓から顔出して 力抜けた顔しちょったら
ドライバーが「大丈夫か? 隣りへ移るか?」と
かなり心配してくれたが
ありがとう なんとか理由は言わず 窓へ顔をやる。
くるしいちや。
長い スペインの物語を読んでもらえて
うんと うれいしや。
明日も見てよ。
ゆず庵社長。
ぽっちっちょいて