デパート大丸の 近くに 土〇〇と言うレストランがある。
調理師会の方から 土〇〇でやってみるか? と 紹介してくれた
ゆず庵は 働くお店には 手前の日に 必ず お客さんとして食事に行って
どんな雰囲気の店か?
店員さんの感じとか メニュー内容 金額 調理場の 感じを
チェックに行くがよ。
天ぷらを揚げる所の 油が散らん様に でかい ガラスがあるがやけんど
油でうんと 汚れちょった。
ここでは お客さんから見える カウンターで
天ぷら を 揚げたり 寿司を握ったりしよった。
最初は そこのカウンターで 天ぷらを 揚げよって
いつもの病気が出て 調理場は 夜の9時半で終わりやけんど
店を閉める 12時まで毎晩残って
天ぷら場を 1か月かけてピカピカにした。
ほんで
今度は 盛り付け場に 配属になって 冷蔵庫を
ピカピカにして その上に オープンカーへ週に1回は
かけゆうワックスをかけよったら
調理場のみんなが寄って来て 「なにしゆうがなあ?」 と 聞くがよ
ほんで 「ワックスかけゆうに決まっちゅうじゃいか」 と
常識やろうと 言うような顔して答える
かわっちゅうねや と 呆れた顔して 軽蔑されるがよ
冷蔵庫にワックス 1回かけたら 3か月は効きめがあるき。
ほいたら かけたばっかりは
ワックスの匂いが ちょっと 臭いけんど 次の日からは
もう 手垢とか どんな汚れも さっと ふき取るだけで
ピカピカ 水を掛けても つつつつつー っと 気持ちがえいばあ
流れるがよ ほんで 背中を 冷蔵庫に もたれかけて つるつるを
いっつも 確かめよった。
その頃 ゆず庵の後輩が できちょって その男が
デパートのの化粧品売り場に 田舎の同級生の女の子が働きゆうと言う
ほんで 見にいっちょったら 髪の長い えらい べっぴんさんやった。
さっそく 店に戻り めちゃくちゃ極上の にぎり寿司をにぎり
ハランも ばっちり 生ハランで 包丁で 模様切りして
下駄をはいて そんとき 若いし は 長靴ながよ
ほんで ゆず庵は 高下駄 下駄の歯が 10センチばあある。
ほんで 身長が 185センチばあに 見える。
一緒に 連れこって行って
「どうぞ この寿司を 食べてください」 と 毎日 届けた
ほんで デートに こぎつけたがよ。
車は きのう写真にあった 昔の フェアレディの オープンカー
最高~ な 毎日やったねえ 週に1回は 休みがあって
給料は 月 16万円 車の車庫が シャッター付きで 12000円
住みゆう所は アゾウノにある 川沿いの 4階建ての マンションの
屋上の 管理人室みたいな 四帖半のワンルーム シングルのベットを置いたら
座る所がせんまかった。
一応 風呂 トイレ付きで 25000円 座って なんでも 手が届く
お気に入りの 部屋やった。
部屋の外のベランダは こじゃんち 広かった~
夏の日は ベランダで ねよったき。
もう 小学生のころ ぎっちり 泣かされよった頃から言うと
月と すっぽんで おました。
ある日 休みの日の夕方 そのマンションの 前の道へ
出ると 小学校の時の田舎の連中が 5人ばあ おって
中でも リーダーの様な長いリーゼントにした男が目だっちょった。
良く見たら なんと 昔 あまり目立たない
心の優しい人やったと記憶がある 同級生の男やった。
「いや~ 久しぶりやいか」 と 声を掛けろうかと思うたが
へんに ゆず庵を にらみつけゆうやいか
他の男らあは 腕っ節の強い 同級生が
「〇〇さん どうしますか?」「やりましょうか?」 と
敬語で 聞きゆう。 驚いたちや なんで 同い年で 敬語なが?
それに なんにもしてない久しぶりの同級生に
「やりましょうか?」
久々に 逢うただけやのに? 偶然
ほいたら 昔は 友達で おとなしかった その男
「やめちょけ おい みんなあ 行くぞ」 と 去って行った。
その後 その男とは 会ってはいないが いまだに謎やねや。
いや ほんとに おとなしくて やさしい男やったに・・・
トービー コンシエンス
なかなかおもしろいやんか ゆず庵の若い頃の話
もっと聞きたいと 思うた人は 必ず
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