４時ばあ 夕方の
ゆず庵ウエイトレスが お客さんに なんか言われゆう
と 言う 場面を 見て 近寄っていったがちや。
ほいたら
御婦人のお客さんがおって 白髪で ８０歳ぐらいのかた
オムライス ゆず庵名物の オムライスを ふた口ばあお皿に残しちょった
「あなたが ここの オーナーさん？」 言われた。
はい そうですと 答えると・・・
「ま～このオムライスは まずい」
「こんな まずいオムライスは 食べた事がない」 と いう。
それから おねえさん 講釈が始まった。
ご飯が べチャベチャと言う 「チキンライスは もっと パラっとまではいかなくても
チャーハンの 手前ぐらいでなくてはいけない。」
ケチャップライスは ちょっと ペチャ着いた感じがするけんど
イメージやろうか・
塩味が 効いてない。
「まず あんばい あんばいとは 塩と 梅と書く」
「梅を漬けるには 塩味が大事で 料理にも 塩加減がいります。」
そこで ゆず庵 自家製の梅干しをサービスで出した。
ほいたらその おばさん 「梅干しが欲しくて言うたわけじゃない」と
すかさず コメントする。
（けんど せっかくやきにと 梅干し 半分食べてくれた。味については ノーコメント
ゆず庵社長 少しさみしい顔）
続けて 説明される
「卵にも塩味が薄いし」
「チキンライスにも 塩が足らない」
「ほんとにまずくて いまは お客さんも 私ひとりだから 言うけど」
「まずいわよ」 はっきり 大きい声で言われた。
そこまで まずい と 言われると ちょっと 塩をぱらっと 入れて 作って食べたいと さっと 思った。
高知は みんな 太平洋を向いて商売をしてるから。 と言う
もっと 本州 東京向いて 商売をしないといけない。
「高知のにぎり寿司は きたない」 いいきった。
きたない とは どんな寿司やろう？
寿司屋も 高知には 何十件とあるやいか。
おいしい と 思った事がない このあいだも 高知の先輩が誘うてくれたお寿司屋さんに 連れていかれて
白衣も しわが付いた 若い 髪の毛もカチっとしてない人がにぎりよった。
もう にぎる前からどんな寿司かわかる。
にぎりが 出て来たけれども 全然 手を付けなかった。 と 言う
「東京の銀座にある 「きゅうべえ」知ってますか？」
「そこは にぎりが すごくきれいよ」
「けど 日本一高い お寿司屋さん」
「いや知らんけど 高知にもおいしい寿司屋さん ありますよ」
「いやいや 本マグロなんか １匹１０００万円超えるやつを 香港のお寿司屋さんと
一緒に買って半分ずつ分けるのよ。」
ゆず庵 「へ～」
あの～ このあいだ 行った寿司屋は １貫 ５００円でした」言うたら
「１貫 にぎりが ２５００円よ」 「２個じゃないのよ １個よ」 と 力ずよくいわれる。
「今日は たまたま そこの信号が赤に変わったから ゆず庵へはいってみた」 と言う
「それは すいません」 と 謝る。
「オムライスなんかも みんな スプーンで食べるでしょう バカみたいに下品に
大口開けて」
「私は フォークで食べるのよ その方が そんなに お口開かなくても
食べれるでしょう。」
ゆず庵社長 「なるほど」
「オムライスの横にある サラダに 掛かっている ドレッシングがおいしいと人気で よく売れるんですよ」と 言うと
「みんな ドレッシングが 作れないから この程度で おいしいと言うのよ」
「私なんか 家で 作るのよ」
「調味料は 計らないで 作るのよ」
かなりの 料理人と見た。
「私は 龍馬伝に出ていた 山内容堂と よくいた人の 孫に当たる」と 説明受けた
（セレブや こじゃんち セレブや ルイビトンの日本人の最初のトランクオーダーした人らあの
御子息や～） と 思うたが ゆず庵社長 表情には出さず。
「おいくら？」 と 伝票を見て 安いのねえ と １０５０円 払おうとしたので
「いろいろと 教えていただいて お金までもらうのは 悪いです」と 言うと
「いえいえ 色々 文句聞いてもらって 悪かったわねえ」
と 言われて
おみやげに 当りにあげる おもちゃを 「これどうぞ」と 渡すと
いいですよ と 断られたが 「そういえば 男の子が ２人いるから」 と
２個欲しいと言われて
２個渡した。
渡してからが そこで レジの前で 立ち話を２０分間 しまして・・・
立ち話 言うたち 一方的に聞く方やけんど
帰って行きました。
ざんじ 残った その ご婦人が食べ残したオムライスを 試食したけんど
（ゆず庵社長は お客さんが食べ残した料理は 味を確認するようにしちゅうがよ
さっきも レジの前で ２０分ばあ 話しをしよって ウエイトレスに このおばあさんの
食べ残し料理を 下げて ゴミ箱へ捨てられんろうか と ドキドキ見よった）
食べてみる （う～ん 塩味が 薄いか～）
さっきの お姉さんの お話を参考に
ほんで ちょっと 塩を 少し効かして 作ってみたがよ
ほんで 上品に フォークで食べてみた。
う～ん 少し 効かした方が おいしい気もするき
明日 みんなで 食べ比べしてみようかねえ。
ゆず庵がおいしい店になる 勉強になる ヒントをくれる
もっと もっと と 上に上に
満足したら それでお終いやきねえ。
「まずい～」 と 言うてくれる人 大好きです。
一生未完成のゆず庵に どうぞポチってください。
それがよ 次の日に 塩を 効かせたやつ 少し塩を 効かせたやつ
いままでの塩の分量のやつと ３つ作って 食べらべたがよ。
ど～よ いままでの塩のままのがおいしいと みんなあの意見が一致した。
けんど 昨日来て 「まずい～」 と 言うてくれたお陰で 塩加減が再認識できたき
ありがたいことやった。
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